腹部のシコリ(こり)

腹部と内臓のシコリとは?

患者さんの症状によっては、腹部を触れくことがあります。いろいろな原因で腹部が硬くなり専門医で検査しても異常が診られなく、なぜ腹部にシコリが硬いのか?なぜシコリが腹部に出来るのだろうか?病院での原因もあれば未病(一見健康そうに見えても将来病気が起こる可能性がある)後者の未病は検査しても異常が出ない場合があります。

◎人間は、血管と共に老いぬ

ー腹大動脈のシコリとは、心臓編その1

腹大動脈のシコリで多く診られたのは腹部を治療する時、触れ易い動脈です。原因はストレス性、お腹の冷え、胃の調子が悪い、稀に心臓の影響がある患者もいました。

腹大動脈は、横隔膜を貫いてやや左側に下行おへその下に左右に分岐して総腸骨動脈となります。おへそのやや左上から左下へ静かに圧をかけるとドックドック拍動を触れる事が出来ます。異常がなければ多少痛みがありますが嫌な痛さではないです。逆に異常があれば動脈硬化してきて硬い抵抗として触れ更に硬化が進行すると棒状硬化として明瞭に触れ圧痛があらわれ進行すると痛みがありカチンカチンに硬い。太い動脈には、元来弾力性がある血管で心臓が収縮して血液を拍出したときに動脈壁が拡張してその圧を吸収し、心臓が拡張した時には、血管壁の弾力性によって血管の内腔が狭くなり、その圧力で血液を末梢まで送るポンプ作用がある。

◎次回は心臓編その2を投稿します。

何かありましたらお気軽にご連絡ください。

 

 

2018年04月26日